NORIKO IEDA 
 家田 紀子  ソプラノ
  

 東京音楽大学卒業 小澤征爾指揮民音オペラ「スペードの女王」マーシャ役でデビュー以来、新国立劇場、藤原歌劇団、日本オペラ協会、東京室内歌劇場、日本オペレッタ協会等や、海外の多くの舞台に出演。天与の声を生かす音楽への真摯さは、その容姿と相俟って洗練されたピュアでかつ華麗な舞台姿をみせる。共演した歌手は、ジュゼッペ・タッデイ、レナート・ブルゾン、ルッジェーロ・ライモンディ、ジュゼッペ・サッバティーニ、ピエトロ・バッロ、フィオレンツァ・チェドリンス、マリエッラ・デヴィーア、アンドレア・ロスト、などの名歌手たち。また、共演した指揮者は、アントン・グァダーニョ、ジャナンドレア・ノセダ、アラン・ギンガル、グスタフ・クーン、マルコ・ボエーミ、飯守泰次郎、飯森範親、井上道義、大友直人、大野和士、小澤征爾、尾高忠明、菊池彦典、末廣誠、若杉弘等。
 横須賀芸術劇場5周年記念公演「魔笛」のパミーナ、日本ロッシーニ協会設立5周年記念公演「ランスへの旅」のコルテーゼ夫人、「夕鶴」のつう、「蝶々夫人」「トスカ」「カーチャ・カヴァノヴァ」「おしち」のタイトルロール、「ラ・ボエーム」のミミ、「椿姫」のヴィオレッタ、「カルメン」のミカエラ、「道化師」のネッダ、「愛の妙薬」のアディーナ、「コシ・ファン・トゥッテ」のフィオルディリージ、「ドン・ジョヴァンニ」のドンナ・エルヴィラ、「こうもり」のロザリンデ・オルロフスキー、「メリー・ウィドウ」のハンナ、「ファウスト」のマルガレーテ、「シューベルトの青春」ジュディッタ・グリージ、「サウンド・オブ・ミュージック」のマリアなど多くの役を演じ、好評を博している。
 新国立劇場公演では「カルメン」のフラスキータ、「ドン・キショット」のペードロ、「ナブッコ」のアンナ、「ドン・カルロ」のテバルド、「椿姫」のアンニーナ、「オペラの稽古」のハンヒェンを好演。音楽を感情によって裏付ける洞察力と表現力に優れ演出家からも高い信頼を得ている。

 オーケストラとの共演も、東京交響楽団定期演奏会マーラー「一千人の交響曲」をはじめ、東京フィル、日本フィル、新日本フィル、新星日響、神奈川フィル、大阪フィル、名古屋フィル、関西フィル、広響、九響などで「第九」「メサイア」、モーツァルト「レクイエム」「戴冠ミサ」、マーラー「復活」、メンデルスゾーン「賛歌」、ロッシーニ「小荘厳ミサ」、シューマン「レクイエム」、シェーンベルク「月に憑かれたピエロ」に至るまで、広いレパートリーを持つ。

 NHK-FM「FMリサイタル」「ベストオブクラシック」、スーク管弦楽団の来日演奏会での共演、ルーマニアにて国立トゥルグ・ムレシュ交響楽団定期演奏会で「蝶々夫人」、韓国にてソウルナショナルオーケストラ、江陵市立オーケストラ、韓国オラトリオシンガーズ定期演奏会にゲスト出演、中国にて上海放送交響楽団定期演奏会でR・シュトラウス「四つの最後の歌」、中国政府主催日中友30周年記念演奏会で大連、国境なき合唱団シンガポール「第九」ソプラノソロなど国内外で活躍している。「声」と「華」を併せ持つソプラノ歌手として、卓越した歌唱力、演技力、創造力から名曲の数々に新たな生命を吹き込み、高貴な精神性と華やかさに満ちた舞台は圧倒的な支持を得て、多くの聴衆を魅了している。

 オペラ『夕鶴』のプロデュース主演は文京シビック文京区制60周年記念公演、佐渡市合併5周年・アミューズメント佐渡開館15周年記念公演、東京新潟県人会100周年記念公演他、松本や駒ヶ根でも成功させた。20107月、ローマ・パリに於いての「つう」は話題となる。20125月、20136月池辺晋一郎作曲オペラ『おしち』プロデュース主演。20133月に日越外交関係樹立40周年記念オペラ『夕鶴』ベトナム・ハノイ公演で主演。20143月、日本オペラ協会『春琴抄』の春琴では、難役を説得力のある声と精神性の高い表現力で好評を博す。2018年石川県立音楽堂日本の室内オペラシリーズ『卒塔婆小町』では小町と老婆両役で出演。20193月日本オペラ協会公演『静と義経』北条政子役で出演。


ソロアルバム   発売元:ナミ・レコード
『Eternamente〜永遠に』(wwcc-7462)
『懐かしき想い・・宵待草』(wwcc-7535)
『プッチーニの軌跡/歌に生き 恋に生き』(wwcc-7588)  

ホームページ www.iedanoriko.com

藤原歌劇団団員 日本オペラ協会会員 日本ロッシーニ協会運営委員 日本演奏連盟会員



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